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『低インシュリンダイエット』はかつて存在しなかった 。
昨今『低インシュリンダイエット』が氾濫しています。
そもそも「低インシュリンダイエット」という名称は、私が平成13年8月5日放送の「特命リサーチ200X」(日本テレビ)で命名した名称です。よってそれ以前に低インシュリンダイエットは存在しません。


アトキンス式ダイエット法とは異なる
ただアメリカの『シュガーバスター』の翻訳本が講談社から出版されており、それとは類似する部分があります。しかし『シュガーバスター』と決定的に異なるところは、「低インシュリンダイエット」には「食べていけない食品はない」ことと「GI値が日本の食生活に因んでいる」ことです。
「アトキンス・ダイエット(アトキンス式ダイエット)法は、段階的に全く炭水化物を摂ってはいけない期間を経て、1食は摂っても良い期間へと進みます。またDr.アトキンスはGI値の事には触れていません。このダイエット法は私も否定している方法です。

運動が困難な肥満者でも痩せることができる
ダイエットを始めても今の食生活や生き方を180°変えるような方法では続きませんし、ストレスが貯まるだけで結果的には何の意味もありません。
低インシュリンダイエットは生活習慣病予防の改善(運動療法など)から出た発想です。生活習慣病にはインシュリン抵抗性(インシュリンの過剰分泌)を伴う疾患が多く、肥満は特にインシュリン抵抗性を誘発します。このインシュリン抵抗性を改善する為には運動療法が有効ですが、重篤な症状の場合や高度の肥満者は運動禁忌となります。
また、一般的に肥満者は身体を動かすことが困難で有効な運動の前に膝や腰を痛めやすいのです。本当に改善が必要な方々の改善法が難しかったり、無理してまでも運動をして身体を壊したり逆に運動嫌いになるなら運動以外の改善法を選べば良いのです。
運動は週に2回、食事は1日3回として週に21回、つまり1:9の割合です。いかに食事法の改善が大切かが分かります。そこで今まではカロリーや食事制限をして血糖値が上昇しないようにしました。食事量を減らせばインシュリンの分泌量も減るからです。しかし、この方法では余りに辛いし、長続きしません。病に悩んでいる方々には特に二重の苦労です。

食事量を減らさなくてもいい
でも食事量を減らさないで(食事量は今までと同じで)血糖値を急上昇させない食事、つまりインシュリンの分泌量を穏やかにする食事に変えれば辛くないし、何でも食べられます。ただし、何でも好きなだけ無制限に食べて良いのではありません、誤解しないで下さい。
その方法がGI値を使う方法です、GI値は糖尿病の食事療法として80年代にカナダで研究が始まり、今では日本も含め、各国で研究されています。
しかし、GI値の研究者によるバラツキが多く、一定しないのが現状です、それは被験者の人種・性別・体格・習慣や季節や時間帯によっても異なるからです。
私はそのGI値の測定についてバラツキを防ぐためにできる限り少人数の被験者で、そして各食品を100g単位摂取後の血液検査をしました(GI値測定の基準は炭水化物100g或いは50g含有した状態の食品なので必然的に各食品に於ける炭水化物含有量によって摂取すべきグラム数は大幅に異なる)。
結局400品目を超えるGI値を算出してそれを元に実験をしました。その結果、低GI値の食事に代えただけで血糖値が下がり、体重が減り始めました。
決して一時的なダイエットブームに乗ったダイエット法ではありません、食事も日本人が本来食べていた無精製な玄米や全粒粉の食材が中心です。健康的に生きる為にも、アレルギーを防ぐ為にも是非始めて頂きたい食事法です。
※インシュリン(insulin)とインスリン(insulin)は同じです。

低インシュリンダイエットって?
低インシュリンダイエットの基礎
GI値って?
GI値表 50音順
GI値表 分類別
低インシュリン「お料理レシピ」


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