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■食べないダイエットは代謝を下げる

食事量を急激に減らすとやせにくい身体に
ダイエットを始めるとき、「まず食事量を減らそう」と考える人は少なくありません。
確かに、食事量を減らすことで、一時的にはやせるかもしれません。

しかし、はじめは減っていた体重が、ある時期からなかなか減らなくなってしまいます。
これは、食事量が急に減ったことを身体が感知し、少ないエネルギーでも生きていけるよう、交感神経の働きを抑え、代謝を低くしてしまうことが原因です。
つまり、身体が「節約体質」なってしまうからなのです。

無理な食事制限は代謝に欠かせない筋肉の減少に
身体は食事制限のために必要なエネルギーが足りなくなってくると、体脂肪を分解してエネルギーを作り出そうとします。
しかし、体脂肪をエネルギーに変えるために必要なグリコーゲンまで、厳しい食事制限で作り出せなくなっていると、今度は筋肉からグリコーゲンを捻出する「糖新生」をひんぱんに行うようになります。
つまり、筋肉細胞の一部であるアラニンというアミノ酸を分解することで、グリコーゲンを作り出し、筋肉を減らしてしまうのです。
筋肉は脂肪より重いので、筋肉が減ると確かに体重が落ちますが、それによってさらに代謝も下がってしまうのです。
食事制限により体重が落ちたからといって、ダイエットに成功したと思うのは、じつは大きな勘違いなのです。
食事量を普通に戻しただけでエネルギーが余ってしまい、あっという間にリバウンドしてしまうのです。
しかも、ダイエット中は満腹中枢が満たされていないので、摂食中枢の働きが増して、食欲は旺盛になってしまいます。
その食欲を我慢すると、イライラして、つい食べ始めたらとまらないという、恐ろしい結果が待ち受けていることもあるのです。

食べないダイエットから食べるダイエットを
食事という人間の本能に反する無理な食生活を続けている限り、ダイエットの成功はありえないのです。
やせては太るリバウンドの悪循環を繰り返し、身体がどんどん「やせにくい体質」になってしまうだけです。
食事とは本来、人の楽しみの一つです。食べる楽しみを失わず、しっかり食べてやせようというのが、低インシュリンダイエットの考え方です。
インシュリンの分泌をコントロールする生活で、代謝を落とさずにやせられる、健康的なダイエット法です。


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