運動は「がんばらない」 戻る


■無理をせず自分のできることから始めよう


誰でも、ダイエット効果を上げるには運動をした方がいいことはわかっているはずです。
でも、運動する気がおきなかったり、続けられなかったりするのは、「運動=つらい」という思い込みがあることと、無理な目標を立てて、いきなりハードはメニューをこなそうとしてしまうのが原因です。

運動も食事と同じように、無理は禁物です。
自分でできることからスタートすることが成功への第一歩なのです。

こまめに動いてダイエット
毎日、一つのストレッチをたった1分間続けるだけでも、何もしないことから比べると大きな進歩です。
背伸びをしたり、身体をひねったりするだけでも構いません。
どんな小さな一歩でもやり続ければ必ず成果は現れます。

だれでも今までの生活習慣をガラリと変えるのは大変です。
食事でも大食いだった人がいきなり小食になれないように、運動も今まで何もしなかった人が、いきなり毎日20分も運動しようと思っても無理なのです。
続けられずに挫折を繰り返すだけですし、無理をしすぎる運動は疲労をためるだけで、かえって逆効果になります。

週1回、まとめて運動する程度なら、毎日の生活の中でこまめに身体を動かして、運動量を増やした方が、効果的に体脂肪を燃焼することができるのです。

運動の目的は筋肉量の維持をめざそう
年齢によって代謝が落ちていくことはしかたのないことです。
しかし、運動によって、それを食い止めることができるんです。
年をとることによって活動量が減ると筋肉が落ち、さらに動かなくなるという最悪の悪循環に陥ってしまいます。

運動で筋肉量と代謝量をキープすることを心がけましょう。
とはいっても、運動の目的はエネルギー消費より、筋肉をつけて代謝を高めることと、インシュリン(ホルモン)の感受性を高めることにあるのです。

仮に、カロリーで説明しますと、バナナ1本分(86kcal)を運動で消費する場合、約30分のウォーキングが必要といわれていますが、基礎代謝1200kcalの人が、運動で代謝を10%アップすれば、計算上では何もしなくても120kalが自動的に消費されることになるのです。

日常生活の中で代謝を高める工夫
運動習慣のほとんどない人は、まずは毎日の生活のなかで、小さな改善を2つ実行してみましょう。

ひとつひとつの動作を大きくオーバーに
例えば、洗濯物を干すときに、腕を思いっきり伸ばしてみる、高いところにある物をとるときに、 思いっきり背伸びをしてみる・・・。
たったそれだけでも毎日続けることで、自然に身体の稼動範囲が広がり、柔軟性もついてきます。
まめに動く
例えば、テレビもビデオもリモコンを使わないでみる、エスカレータより階段を使うようにする、など。活動量を意識的に増やすことで、生活活動代謝を活発にさせましょう。

姿勢を正すことを意識しよう
背筋をぴんと伸ばした正しい姿勢を保つように心がけるだけでも、代謝アップの効果が期待できます。
胸を張ると肺と横隔膜が開くため、呼吸が深くなって酸素が十分に取り入れられ、代謝を高める効果があります。
また、姿勢を正すためには、腹筋と背筋をしっかりと使わなければならないので、自然と筋肉が鍛えられることになります。

腹筋や背筋は身体の中のおおきな筋肉なので、鍛えられるとエネルギーの消費量もアップします。
さらに、姿勢が悪いと自律神経の働きが低下して、老化現象が促進されます。
姿勢を正すことで、全身の老化も予防できるのです。

筋肉はこんなに働いている!
筋肉は、身体を動かすときになくてはならないことはご存知ですね。でも、役割はそれだけではありません。
筋肉はいつも細かく振動していて、その振動によって熱を発生し、体温を調節しているのです。
寒いときに身体がブルッとふるえるのは、筋肉を振動させて体温を上げようとしているからなのです。

だから、体温の高い、代謝のいい身体にするには、筋肉量が不可欠というわけなのです。
そのほかにも、体脂肪を燃焼させる、血液を心臓に送り返すといった働きもあります。
また、骨密度とも密接に関係しています


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